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医療福祉学部 リハビリテーション学科?言語聴覚学専攻
医療福祉学部 言語聴覚学専攻

就職実績

言語聴覚学専攻の就職状況

 本専攻の卒業生の多くが、東北地方や関東地方の施設に就職しています。学生は東北地方出身の割合が高く、地元に戻って就職することも多くあります。言語聴覚士は需要に供給が追いついていない状況が続いています。求人も多く、国家老虎机游戏取得者の就職率は100%です。

主な就職先

就職実績
青森国立病院機構八戸病院/総合リハビリ美穂野病院
秋田秋田厚生医療センター/中通りリハビリテーション病院
岩手国立病院機構岩手病院/総合花巻病院/東八幡平病院/盛岡友愛病院/宮古山口病院
宮城国立病院機構仙台西多賀病院/宮城県立こども病院/公立黒川病院/気仙沼市立病院/石巻健育会病院/石巻ロイヤル病院/泉病院/イムス明理会仙台総合病院/IMS明理会仙台ロイヤルケアセンター/広南病院/齋藤病院/坂総合病院/仙台リハビリテーション病院/総合南東北病院/長町病院/古川星陵病院/松田病院/宮城厚生協会/東北文化学園大学総合発達研究センター付属国見の杜クリニック
山形国立病院機構山形病院/山形市立病院済生館/山形大学医学部付属病院/三友堂リハビリテーションセンター/至誠堂総合病院/篠田総合病院/日本海酒田リハビリテーション病院/山形済生病院/山形徳洲会病院
福島南相馬市立総合病院/あづま脳神経外科病院/医療生協わたり病院/太田熱海病院/北福島医療センター/竹田綜合病院/福島赤十字病院/星綜合病院/南東北福島病院
関東イムス板橋リハビリテーション病院/医療法人社団桐和会タムズ浦安病院/亀田総合病院/苑田会リハビリテーション病院/戸田中央リハビリテーション病院/練馬光が丘病院/横浜市リハビリテーション事業団


卒業生紹介

ことばやコミュニケーションに困っている子どもを笑顔に

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東北大学病院
塩野 藍さん(2012年度卒業)宮城県/仙台育英学園高等学校 出身

言語聴覚士の道へ
 東北大学病院で発音や言葉の発達で困っている子どもたちの構音訓練(発音指導)を行っています。はじめは言えなかった音が出せるようになると、本人も保護者の方も喜んでくれますし、そのがんばりを褒められて笑顔になる子どもを見ると、私も嬉しくなります。
 言語聴覚士という職業を知らない人は多いと思います。私も昔は看護師になることを考えていましたし、親戚が言語聴覚士になったと聞いて、この仕事のことを知りました。その後、保健師をしていた母に「リハビリも大切な仕事だよ」とアドバイスをもらって興味が湧き、本学の文化祭をたまたま訪れて翌年度から言語聴覚学専攻が新設されること知り、進学を決めました。
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学内臨床が成長の糧に
 4年間の大学生活の中で特に良かったと感じているのは、臨床現場を数多く見られたことです。学内臨床ではたとえマニュアル通りに教示をしても、子どもたちは答えてくれないことがあると知り、声のトーンや質問の仕方を柔らかくするなど工夫することを学びました。卒業間近に先生から「落ち着いてできるようになったね」と褒めてもらい、自分の成長を感じました。
 言語聴覚士は脳血管障害、発達障害、構音障害、発声障害、嚥下障害、聴覚障害などを対象にしており、勤務先も病院やクリニック、小学校、デイサービス、開業など多岐にわたります。国家老虎机游戏を取るまでの勉強はたいへんでも、取得後は自身の希望に合わせて勤務先や働き方を柔軟に選ぶことができる仕事です。本専攻で、たくさんのことを吸収して人間性豊かな言語聴覚士になってください。同窓会で会えるのを楽しみにしています!

先生の教えを生かして念願だった仕事に

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東北文化学園大学 総合発達研究センター附属
国見の杜クリニック
清野 由夏さん(2015年度卒業)新潟県/新潟県立五泉高等学校 出身

 幼児期から学齢期までのお子さんの言語?コミュニケーションのリハビリテーションにあたっています。言葉の遅れ、対人?コミュニケーションの苦手さ、構音障害、吃音症で困っているお子さんの訓練をしています。
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 在学中は学生ボランティアとして、教授が臨床をしている姿を見学させていただいていました。元々、子どもが好きという気持ちだけで参加しましたが、直接お子さんと関わるうちに「小児領域に進みたい」と思うようになりました。この仕事に就けているのは、その頃からお世話になっている先生方のおかげです。先生方やお子さんたちから教わったことを、今後の支援に活かして成長していきたいと思います。

患者さんの長所に着目して訓練を行う

石巻ロイヤル病院
青沼 美咲さん(2018年度卒業)


 失語症や構音障害でコミュニケーションが困難になってしまった方や、嚥下障害のように食物を飲み込む力が低下してしまった方などの評価?訓練を行い、患者さんやその家族の方が日常生活をより良く過ごせるように支援しています。
 大学の「発達支援教室」で障害児と関わる活動をした経験から、患者さんの出来ている部分により着目し、訓練の際も長所を患者さんにフィードバックしながら進めています。

大学での学びが仕事をする上での基礎に 毎日が授業で習得したことの繰り返し

秋田厚生医療センター
村形 莉佳さん(2017年度卒業)


 高次脳機能障害、失語症、嚥下機能障害などの患者さんと向き合う中で、その方の笑顔を見るたびに「この仕事をしていて良かった」と実感します。
大学での学びは、どれも仕事上の基礎になりました。それぞれの疾患?病巣における症状、評価の方法、リハビリテーションのプログラム立案方法など、毎日が授業で習得したことの繰り返しです。
 また言語聴覚専攻は少人数制で活動するので想像以上にクラスの仲が良く、先生との距離の近さにも驚きました。だからこそ、分からないことは友人同士で教え合い、先生にも直接聞くことで、確実に知識が定着したのだと思います。

言語聴覚士になりたいという強い意志が 国家試験合格のためのモチベーションに

独立行政法人国立病院機構八戸病院
松原 宏さん(2016年度卒業)

 重症心身障害児(者)、脳血管障害、神経難病の入院患者さんや、摂食嚥下障害などの外来患者さんに対して維持期リハビリテーションを実施しています。

 大学で学んだ基礎知識は、患者さんの疾患や症状の分析の際に役立ちます。私は、「言語聴覚士になりたい」という強い意志が国家試験合格のためのモチベーションにつながりました。目標に向けて努力を続けた結果、臨床の場に立てる達成感と喜びは想像以上です。

 後輩の皆さんも国家試験合格をゴールとするのではなく、臨床に出てからも学び続け、信頼されるセラピストになれるように努力してください。

日々の現場で実感する、信頼関係の重要性

北福島医療センター
寺島 大修さん(2014年度卒業)


言語聴覚士として主に、物を飲み込む嘩下機能のケアを行っています。
機能訓練の内容は患者さんのモチベーションが上がるように工夫します。

現場では大学で教わった信頼関係作りの重要性を痛感する毎日です。
回復を自覚した患者さんからの「動くようになったよ」の声に、仕事の喜びを実感しています。

お子さんの成長が、仕事のやりがいになっています

宮城県立こども病院
松﨑 梢さん(2014年度卒業)


現在は小児の領域で学ぶ毎日を送っています。まず、お子さんの立場だけでなく、親御さんの立場に立って考えることが大切であることを学びました。お子さんの能力を最大限に引き出すことの難しさもあり、奮闘する毎日ですが、お子さんの成長(できなかったことができるようになる)が感じられたとき、言語聴覚士になって良かったと実感します。

大学時代には、文化祭で学年代表を任せていただき、大人数をまとめることの大変さや、無事、文化祭を終えたときの達成感を経験することができました。また、小さな目標を立てて、それに向かってコツコツとがんばれるようになったのも学生のとき。さまざまな経験が今に活かされています。

心理面に配慮しつつ、全力でサポートしています

山形済生病院
中嶋 友紀さん(2013年度卒業)


現在の仕事で私が興味を持っているのは、失語症の分野です。失語症の患者様は、突然言いたい言葉が出にくくなるということで戸惑うことが非常に多いです。私たち言語聴覚士は、心理面に配慮しながら大切な方とコミュニケーションがとれるよう、全力でサポートしています。今後は患者様にとってより良い訓練ができるよう、勉強会や学会に積極的に参加していきたいと思います。

また大学時代を振り返ると、国家試験の勉強とラーメン部の活動が印象に残っています。勉強を限界までがんばったあと、切磋琢磨している友人とラーメンの器で乾杯して食べたことが最高の思い出です。オンとオフを切り替えて行動できるようになったことは成長した部分だと思います。